2012年6月18日月曜日

セデック・バレ 賽德克巴萊 第一部 「太陽旗」かなり(超)ネタばれ鑑賞ガイド 第四回

「太陽旗」ネタばれ鑑賞ガイド 第一回はこちら

◆シーン16◆マヘボ社モーナ頭目の小屋
ルーダオ、タダオ、バッサオの三人で火を囲んでいる。
煮え切らない父ルーダオを窺いながら「日本人と戦いましょう・・・」とポツリと言ってしまう。
わずかな沈黙の後、突然火のついた炭をタダオに投げつけ「この、ろくでなしが!」と怒鳴りつけ、バッサオを殴り飛ばし、
さらに火のついた炭を蹴り上げ、怒りを納める様懇願する二人に「お前は何を学んで来たんだ! 思ったとおり! ろくでなしだ!」
と怒鳴りながら、何度も蹴りつける。

三人は憤慨した様子で小屋を離れ、タダオは怒りを帯びた形相で、駐在所の前を通りマヘボ社を出る。

場面変わって、鉄製の吊り橋。(橋の幅は1.5人分)
恐らく濁水溪に架かる橋で、櫻方面からマヘボ、ボアルンに渡る途中のシーン。
◆シーン14◆で、江川警察課長が各社視察の為、二郎に同行を願ったが、用事を優先させてあげた為、
変わりに蕃通の樺澤巡査部長を同行させる。
(樺澤は、第二部後半で再出。トロツク社(卓犖社)の駐在所勤務。台湾霧社事件誌 原因編より)

木村祐一扮する佐塚警部が、下に架かる竹製の橋を指しながら、丈夫な橋を使わず
みすぼらしい橋ばかり使う理由が解らないと憤慨し、直に取り壊すと豪語する。
同じく竹橋を見ながら樺澤は「水汲など生活する上で便利なんです」と江川に説明する。

すると、マヘボ側から顔に怒りを湛えたままのタダオが、正面一点を凝視したまま近づいてくる。

樺澤らは名前を呼ぶが、黙したまま目も合わさず、こじ開けるように通り過ぎて行く。
樺澤は江川にタダオの素性を説明する。
江川警察課長「我々に対して無反応なのは何故なんだ?何か問題でもあるのか?」
佐塚警部「いや、あれはこの辺りの蕃人の習慣ですよ」
江川「良い習慣ではないな」
佐塚「あれは生蕃ですからね」
江川「君はいつもそんな言い方をするのか?」

そこへ、タダオを慌てて追って来た杉浦巡査(マヘボ駐)が駆け寄って来る。
杉浦「あっ、主任、課長ようこそ。課長がいらっしゃるのであれば、
お先にお知らせいただければ、あの、蕃人に踊らせて歓迎させましたのに」
江川「それには及ばんよ」
杉浦「いや~課長、そうご遠慮なさらずに」

◆シーン17◆マヘボ溪の奥深い沢
頭目モーナが細めの竹を伐採している。
そこへ、花岡一郎がやって来る。
一郎は内地観光に行った時の、日本の様子を聞きに来た。
(1911年に日本に行っている)
軍隊、大砲、機関銃、飛行機に蒸気船を持っていて、
「日本人は、森の中の木の葉よりびっしりと詰まっている」
「濁水溪の小石より多い」
と話、質問の意図は解っていると、
「日本のことが聞きたいのでは無く、私に、その強大さを思い出させたいのだ」

一郎を上から下まで一瞥して、
「心配するな。決して忘れることはない」
「ふん! お前は日本の警察官だ」
「何日も船に揺られて、見せられたのは飛行機、大砲・・・」
「だが、ここにいる警官より優秀でより親切だった。奴らは我々の反抗を恐れ、最善を尽くしていた」
「しかし、山の日本の警察は、我々の出草(首狩り)を制限してきた!」

一郎は、日本の警官である前に、自分も同じ血が流れるセデックだと訴える。

「お前は、死後、日本の神の元(神社)へ行くのか?」
「それとも、我々祖霊の家へ行くのか?」
「私は耳にした・・・お前は、日本人がするように我々の子供を叩いた」

一郎は、日本人と対等になって欲しいと思う気持ちで叩いたと言う。

「お前は師範学校を卒業した、お前は他の、どの日本の警官より高い教育を受けている」
「なのに、なぜお前の給料は最低なんだ?」
「日本人は、お前を評価しているか?」
「一族の者を叩いて、お前も軽蔑してるんじゃないか!」

「日本滞在中のことだ。日本人は我々部族同士が反目しあっていることを知っている」
「なのに、わざわざ同じテーブルに座らせた」

「食事中は常に牽制しあっていた。出来るなら直ぐに抜刀し、相手を殺したかった!」

「ふん! 日本人はこういう事を弁えている」

一郎は、日本統治のおかげで、少なくとも文化的な暮しが出来、最早昔とは違い、今更野蛮な慣習を続ける必要はないのではと聞く。

「奴らに支配されるのがそんなに良いか?」
「男たちは、丸太を運ぶ為、腰を屈めることを強いられ、女たちは酒を注ぐ為に跪かされ」
「受け取るべき金は、すべて日本人警官の懐の中に納まる」

「目の前に迫る現実を・・・・・毎日飲んで酔い、見ぬ振り、聞かぬ振り」
「他に何が出来る!?」
「郵便局? 商店? 学校? どれが、我々の生活を快適にしてくれているんだ?」
「反対に、目に見えて貧しくなっていないか!」

一郎「我々は、20年我慢して来ましたよね?」
ルダオ「セデック族が絶えるのに20年も必要ない! 猟場も失っている! 我々の子孫は日本人になっている!」
滝壺に虹が架かる・・・・・・俯瞰で沢にいる二人を映す・・・・・

一郎「モーナ頭目・・・・・あなたは決断したんですか?・・・・・モーナ頭目」
一郎「吉村について・・」
ルダオ「私は年を取り過ぎた・・・・・心配するな、日本人には敵わない・・奴らに刃向かう気は無い・・・」

ルダオ「帰りなさい、ここは私だけの猟場だ、出て行きなさい!」
とぼとぼ帰ろうとする一郎。

ルダオ「ダキス、酒を飲みなさい、戻って、酔い潰れるまで飲みなさい」
一郎「もう飲むことができません・・・最早・・・・・」
ルダオ「飲みなさい! 祖先から受け継がれた酒を、一族の民を解放する」
ルダオ「自由に皆を踊らせ、泣き、笑い、一体となって酔えば、お前もわかるだろう!」

一郎は思いつめた様な顔をして帰って行く・・・

一人、沢に残るモーナ・ルーダオは、パイプを燻らせながら、滝壺に架かる虹を眺め茫洋とする。

何処からともなくモーナを呼ぶ声が聞こえる。
不意に立ち上り、辺りを見回すが、特に怪しい様子も無く、再び岩に腰かけ、蕃刀を川面に浸し弄ぶ。

蕃刀に太陽光線が反射し、目に入った瞬間、肩をつかまれる。
驚き振り向くと、そこには亡き父の姿が。

「モーナ、お前の刺青は依然として、とても深く、黒い・・・」
  「お前は紛うこと無き「真の人(Seediq Bale)」だ。お前こそ真の英雄だ」

頭上の巨岩を仰ぎ見ながら
「モーナ、あの岩の線条を見よ。あの岩は、雷によって削られた」
  「夕暮れの薄暮の中・・・雷が岩を削った・・・何て美しい場所だ」
ルダオ「父よ・・・・・私は侵略者を追い出すことが出来ない」

父は歌い出す。賽德克‧巴萊之歌 莫那父子溪邊對唱
http://www.youtube.com/watch?v=9i1IFm3UpOw&feature=related
♪ああ、それは本当です♪
♪私は、ここに立つ♪
♪私の英雄が見守る山♪
♪確かに・・・本当です♪

「モーナ、さあ、歌おう。長い間、共に歌うことが無かった」

父子の輪唱
♪過ぎ去った一族を偲ぼう♪
♪私は、ここに立つ♪
♪私の英雄が見守る山♪
♪我々の山だ♪
♪我々の渓流だ♪
♪我々は紛うこと無き「真の人(Seediq Bale)」だ♪
♪我々は山へ狩りに行く♪
♪我々一族は部落で食べ物を分かち合う♪
♪我々は渓流から水を得る♪
♪私の願いはこの為に命を捧げることです♪
♪おお、小川よ! 静まってください・・・♪
♪祖霊の鳥は歌う・・・♪
♪どうか我々に美しい歌を歌ってください♪
♪一族の民に歌って聞かせてください♪
♪我々祖先の魂の歌を♪

モーナは父の肩に触れようとするが、父は立ち上り歩き出す。

♪私の願いはこの為に命を捧げることです♪
♪雷光が岩を貫くと♪
♪虹が現われる♪
♪そして、誇り高き男が現れる♪
♪その誇り高き男は誰ですか?♪
♪それはあなたの子孫です♪
♪真の人(Seediq Bale)♪

父は、滝壺の虹の中に消えて行く。

◆シーン18◆に続く

2012年6月16日土曜日

セデック・バレ 賽德克巴萊 第一部 「太陽旗」かなり(超)ネタばれ鑑賞ガイド 第三回

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◆シーン13◆マヘボ社 (1930年10月7日)
婚礼の為の獲物を捌いている。
モーナが、痩せている子供達に肉を沢山与えなさいとサプゥ(モーナの長女マホンの夫)に告げる。
バッサオ(モーナの次男)がモーナに、最近牛肉を食べていないので、解体の許可を願い出る。
足りないなら、解体しなさい、と許可する。
村中大喜びで頭目モーナを讃える。

皆が喜んでいる隙に小屋に戻り、密かに隠してある甕の中にマッチの先端を削る作業をする。

タダオ・モーナが解体中の猪の頭を切断し頭上に掲げ
「日本の総督の首を取ったど~」
と村中に叫ぶと、大歓声が沸く。

そこへ、吉村巡査が通りがかる。
ここから日本語の台詞で
吉村「おお~盛り上がってるな~」
タダオ「吉村巡査」
「今日は誰の結婚式?」
「オトン・ルビとルビ・バワンの結婚式です。さあ、お酒をどうぞ」
「いらん」
「一緒に楽しみましょう」
「いらんて、そんな・・・・・唾で造った汚い酒はいらん!・・・」
「さあ、飲みましょう」
「・・いらんって、そんな汚い・・・・・血だらけの・・・」
吉村はタダオを突き飛ばす。
セデック語で
「好意であなたを誘ったのに・・・・くそ野郎!」
吉村、血だらけじゃないか、と怒鳴りながらステッキを打ちおろす。
日本語で
「酒を勧めてるのに、私をぶつのか?」
「ぶたんと分からんだろう! ぶたんと!」
更に、ステッキで殴り、あたり構わず振り回す。
「貴様ら蕃人は言ってもわからんだろう・・・」
村中の蕃人が集まって来る。
「さっき、豚の頭を掴んで蕃語で何と言った~!もう一度日本語で行ってみろ~!言えるもんなら~!」
タダオ、バッサオと取っ組み合いになり、地面に組伏せられ、蕃人達に暴行を加えられる。

マッチの火薬を集めていたモーナが騒ぎに気付き、首を落としにかかったタダオとバッサオを退ける。
泣き喚く吉村を立ち上らせ、制帽を被せ、制服の汚れを払いながら、駐在所から飛んできた杉浦に引き渡す。

怒り収まらぬタダオが、「殺してしまえ!」と叫ぶが、モーナに一喝される。
杉浦に引き摺られながら、吉村は
「貴様ら、もう終わりだぞ・・・・・警察敵にまわしたぞ・・・必ず貴様らのマヘボ社を焼き尽くすぞ・・」
と脅しながら戻って行く。

タダオがモーナに、「先にやってしまいましょう、奴らは見逃してくれない」と訴えると、
「これ以上刺激してどうなる?お前は闇雲に追いかけ回す制御のきかない猟犬と同じだ!私がお前達よりどれだけ耐え忍んできたか!」
困惑する一族達・・・・




吉村「いまさら酒で誤魔化しに来たか・・・もう遅いわ。巡査殴打の件について上申済みだ」
モーナ父子は酒甕を抱えて、吉村巡査の元へ謝罪に来た。
「言っておくが・・・今回の件は貴様らの部落全体で落とし前をつけてもらうからな」
モーナ「吉村・・・このモーナ・ルーダオが謝罪に来たんだ。面子を潰さないでくれ」
「モーナ・ルーダオが何だ・・・・・まだ自分が蕃王かなんかだと思ってるのか?
      手前の息子の面倒も見られんくせに・・頭目の資格があるとでも思ってるのか!」
さんざん罵倒し、二度と来るなと追い返す。

◆シーン14◆霧社警察官吏駐在所
昼食を食べに駐在所に戻って来た花岡二郎に、江川博通警察課長が素性を訪ねる。
出身地と本名を答えたところで、佐塚が補足する。
「もう一人、蕃人の警官に花岡一郎というのがおります。奴は霧社の警官の中で一番学歴の高い男です」
江川警察課長が午後から、各蕃社の視察をしたいので同行を求めるが、恐縮しながら、別の用事があると辞退する。
佐塚が、視察を優先しろと命令するが、江川警察課長は「構わないんだ」と言って二郎の用事を尊重する。

◆シーン15◆霧社武道場
花岡一郎、二郎が柔道の稽古をつけている。

二郎「吉村は、タドゥの事件を、分室に報告しています」
頭目自ら謝罪に行ったのに、訴えを取り下げなかった吉村に失望したと話す。
一郎は吉村と比較して、理解しようとしてくれる小島がマヘボで暮していたら、事件が起きても、こんなに深刻にならなかったろうと落胆した様子で言う。

二郎が回想しながら語る
"幼い頃から大きくなるまで"
"頭目のモーナが怖かった"
"常にマントの下に手を隠し"
"鉈を握り、直ぐにも狩り殺す準備が出来ている"
"あなどっては駄目だ"
"彼を抑えることは不可能だ"

一郎「部族の仲間の期待と、日本人の威嚇に挟まれている」
        「暮らしも大変な苦痛を負っている」

二郎「我々二人の暮らしぶりは同様ですか?・・・・・蕃人でいたくない。
           しかし、どんなに日本人のように振る舞ってみても、顔つきは変えられず、文明人として認めてくれない」
一郎「我々は、20年の間、耐え忍んできた。もう20年、辛抱することもできるだろう。
          子供たちが成長すれば、多分、永久に蕃人のイメージを変えているだろう」
二郎「耐えきれますか?・・・・・マヘボ社は、すぐに一掃されるかもしれません」

◆シーン16◆に続く

セデック・バレ 賽德克巴萊 第一部 「太陽旗」かなり(超)ネタばれ鑑賞ガイド 第二回

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◆シーン08◆霧社 1930年 (23年後)
マヘボの蕃人が、大きな丸太を担ぎ険しい山道を下りて来る。
木村祐一扮する霧社分室主任、佐塚愛佑警部登場。
(白狗群マシトバオン社の頭目の娘が妻)
「我々の手によって文明化されました」
新任の江川博通警察課長に霧社の現況を説明する。
山奥から一日がかりで材木を運ぶ蕃人について
「幾らかの金を与えて、酒でも買いに行かせてやれば、それで喜んでいますよ」
不遜な態度をとる佐塚に対し、江川は困惑した様子を見せる。

霧社の漢人が営む商店で蕃人が酒をあおりながら、適正な賃金を払ってくれないと愚痴をこぼす。
そこへ、警手となった花岡二郎が現れる。
※参考※
悲劇の主人公、花岡一郎、二郎両名について
霧社群荷戈社出身の蕃人
実の兄弟では無く親戚関係
一郎は1925年埔里小学校高等科一年を中退
台中師範学校講習科に入学
1928年に卒業、教師を希望していたが、霧社にて乙種巡査となる
劇中、ボアルン蕃童教育所で教鞭を取るカットが挿入されている。
妻は花子
二郎は
埔里小学校高等科卒業
警手(巡査の次)となる
妻は初子(歐嬪オビン・タダオ、荷戈社頭目タダオ・ノーカンの娘=ビビアン・スー)
ちなみに、花岡両名と同じく、花子、初子らは、蕃人ながら、日本人子弟が通う霧社小学校で、幼少の頃より日本化教育を受けている、模範蕃

二郎が、蕃人達に雨が降る前に、一生懸命稼いだ金を無駄使いせず帰れと窘める。
蕃人達は二郎を嘲笑する。雨が降り出し、
「せっかく被った貴重な日本人の皮がびしょびしょになるぞ」

場面変わり、日本人女性が蕃婦(メイド)に叱咤する。
雨が降って来ており、洗濯物を取り込むように指示をする
「何を先にすればいいかも分からないんだから、まったく教えにくいな・・・」
ところが、赤ん坊を背負ったまま外に出てしまう。
「お戻り! おぶって行ったら子供が濡れるだろ!」
「はい、すみません」
「どうしてこんなに馬鹿なのかね・・・これで結婚するって言うんだから、まったく・・・」

場面変わり、霧社警察官吏駐在所に戻る二郎。
佐塚が、江川に二郎を紹介する。
二郎の姿を追う江川の眼差しは優しい。

更に場面が変わり、蕃童教育所から一郎が慌てて走り出す。
どうやら、子供が生まれるので慌てているらしい。
ここからの台詞が意味不明で、その慌てて走る姿を見て話す、日本人警官の台詞が
蕃人の親から日本人の子供が生まれるもんか
一郎が出産中の部屋に飛び込んで放つ日本語の台詞が
春子!大丈夫か!」
しかし、蕃婦の産婆に「ここは女の仕事場よ!」と怒鳴られ追いだされる。

あれれ???かみさんは、蕃人で、花子では?

中文字幕も英文も春子だし、聞き取りも春子なんだよな・・・uとaの聞き違い?
物語上は些細な事だから見逃して構わないけどね。
次のシーンの最後のカットで花子になってるからケアレスミスかな?
日本人の台詞は、二人とも教育により日本化したからと言って、日本人として認められないと言う意味に取れなくもないか・・・
そう言うことなのかな?!

そして・・・実は、第二部「虹の橋」でも締め括りの大事な台詞が残念なことに・・・

場面変わり、霧社の山奥でタダオ・モーナ(ルダオの長男)等10名近くが木を伐採している。
雷鳴が聞こえ、虹が現れ、それを見た彼らが歌い踊り出す。
♪聞け、皆の者♪
♪見よ、皆の者♪
♪ああ、我々の戦士♪
♪若い松の芽のような♪
♪真の戦士!♪
♪降りしきる落ち葉の中で死を覚悟する♪
♪枯れ行く松の枝のごとく死を覚悟する♪
♪彼らは首を刈って帰る♪
♪松葉は死を覚悟した戦士のようだ!♪

◆シーン09◆鉄製の吊り橋、マヘボ警察官吏駐在所からパンして俯瞰でマヘボ部落を望む・・
子供蕃のリーダー的少年パワン・ナウィと頭目モーナ・ルーダオの会話。
(パワン・ナウィは第二部「虹の橋」でランボーもびっくり!?八面六臂の働きをする)
雨の中、軒下で一人学校をさぼるパワンを、モーナが呼び寄せ酒を勧める。
パワンは具合が悪いと言い訳するが、モーナは顔の痣を見逃さず、
「先生が叩いたのか?」
酒をあおりながら、パワンは、日本人とのかけっこで勝ったが、負けた日本人が泣きだした。
それを見た先生が、いじめと勘違いし、叩かれたと言う。
酒をもう一杯所望し、一気に飲み干す。
そして、運動会でのリベンジを誓い、日本人が嫌いだと告げる。
酒を勝手に甕から酌もうとするも、取り上げられる。
パワンの祖父から若い頃は英雄だったと聞きましたと問うと、
苦笑いしながら、今もそうだよと答えるモーナ。

次の狩りに同行を求めるが、
「パワン、お前の猟場はどこにある?」と往なされる。
追おうとするも、酩酊状態で足を掬われるパワン・・・

◆シーン10◆マヘボ製材場(所)
ヒール役?の吉村巡査登場。
当時、切り出した丸太を傷を付けない為、肩に担いで運搬する決まりになっていた。
吉村巡査は、傷が付いた丸太を見て、蕃人達を激しく叱責する。
足を滑らせ、丸太を落下紛失させてしまった蕃人を激しく殴打する。
勢い余り、いつの間にか近づいていたモーナ・ルダオの足元に倒れる。
「吉村タイジン。そんなところから俺を見て、目を突き刺してほしいのか?」
(個人用字幕は「吉村大人(様)」)
吉村は透かさず立ち上り、
「何様だモーナ・ルーダオ?マヘボの大将は、あんたじゃないだろう・・・わしだよ!」
そして、賃金はやらん、弁償しろ等、悪態をつきながら事務所に戻る。
責められた蕃人達は憤懣遣る方無い思いをぶつけるが、モーナに戻れと一喝される。
事務所に戻った吉村に同僚が
「吉村、どうしてそこまでするんだ?これ以上あいつらに構うな」
吉村「新米のお前に何が分るんだよ!教育してるんだろうがよ!」
製材場(所)から出て行くモーナ達を睨みながら、
「くそっ、野蛮人が・・・・・見てろよ・・・」

◆シーン11◆霧社警察官吏駐在所
タダオ・モーナ達、若者が、仲間の結婚式の準備の為、狩りに使う銃を借りに来る。
木村祐一扮する佐塚警部がセデック語で
「何だ? 銃を借りに来たのか?貴様らの父、モーナ・ルーダオから聞いてるよ。狩りの為に沢山動員したのか?」
すると、ダダオ・モーナがセデック語で嫌味を言いながら駐在所を出る。
「ああ、でも失われつつある森の何処に獲物がいる?我々の猟場の殆どの木を切り倒してしまった・・・」
気に障った、佐塚は、日本語で怒鳴る。
「タドゥ・モーナ!口の聞き方に気をつけろ!」
タダオ達を見送りながら、
「生蕃は、しょせん生蕃だ・・・礼儀知らずめ・・・」

◆シーン12◆霧社近辺の山中マヘボの猟場
モーナ・ルダオ率いる男達が、マヘボの猟場で婚礼用の獲物を探している。
猟犬と共に小鹿を追っていると、一人で狩りに来ているパワン・ナウィと遭遇する。
渓流に落ちる小鹿を果敢に飛び込み追うパワン。
激流に揉まれながらも、素手で小鹿を捕まえる。
見守る大人達、頭目モーナに向けて、「僕の猟場はここです!」と叫ぶ。
が、森の中から銃声が響く。
慌てて銃声の方角へ走る大人達。すると・・・


モーナ・ルダオ「ティム・ワリスか?...」
大人になったティム・ワリスと対峙する。
「貴様、ここがマヘボの猟場と知ってか!」
そこへ、良い?日本人役、安藤政信扮する私服姿の小島源治巡査部長(タウツァ社駐在所勤務)登場。

小島はセデック語で、長男の初めての狩りの案内と方法を教えてもらう為、ティムに頼んだと説明する。
しかし、どんな理由があろうともマヘボの猟場に入ることは許されないと譲らない。
ティムは、叔父が生きていた頃は、元々自分達(道澤人)の猟場だった、それをマヘボが奪った。そこへ、ティムの仲間が、「だから、取り返すことも出来る!」と反論する。
その小競り合いに、小島が割って入る。
セデック語で
「モーナ、ここは、私の面子を立ててくれないか?」
すると、小島がマヘボで暮らしているなら、その面子も立てるが、頓巴拉で暮している奴の面子を立てる理由がないと返答する。
そして、ティム達を連れて出て行けと怒鳴りつけ、お互いに銃を向け合い更に険悪な空気になる。

そこへ、小島の長男が日本語で
「お前の猟場は、俺の猟場だって?すべては俺たち日本人の物じゃないか!」
と憎々しげな顔で言ってのける。
結果、その場が呆けた空気になってしまい、モーナ側はそこを離れて行く。

離れ際に、タダオ・モーナが、「いつか、お前等一族を滅ぼしてやる」と言い残す。

去っていくモーナ達を睨みながらティムは
「やれるものなら、やってみろ・・・どっちが先に死ぬか見せてやる!」
「モーナ・ルーダオだろうと誰であろうと容赦せん!」

場面変わって、渓流で水を汲んでいる蕃婦を杉浦巡査(マヘボ駐在所勤務)がからかっている。
そこへ、通りかかったモーナ達が、杉浦を咎め、猟犬を放して追い払う。

◆シーン13◆へ続く

2012年6月15日金曜日

セデック・バレ 賽德克巴萊 第一部 「太陽旗」かなり(超)ネタばれ鑑賞ガイド 第一回

商業的に完全版2本立て上映公開は厳しいのかな?
日本公開の音沙汰が無いので日本語に翻訳した。
気になった所があったので、備忘録的に。
最後に鑑賞後の感想を書くかな?・・・
アマゾン・USA
Warriors of the Rainbow - Seediq Bale Complete DVD Boxset (Region 3 / Non USA Region) (English Subtitled) John Woo (2011)
http://www.amazon.com/Warriors-Rainbow-Complete-English-Subtitled/dp/B007W447NI/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1338195428&sr=8-1
台湾版DVD購入。

基本データ
セデック語(他の現地発音・セイダッカ・サジェク他)
      タナトゥヌ(赤い頭=オランダ人)=日本人(日の丸鉢巻説)

台湾原住民=蕃族・蕃人・凶蕃・蕃婦、他
支那人=漢人・漢族

霧社11社(部落) 劇中は12社に呼び掛けている
波阿崙(ボアルン)
斯庫(スーク)
塔羅灣(Takdaya-タロワン)
荷戈(ホーゴ) 頭目タダオ・ノーカン 塔道諾幹
馬赫坡(マヘボ) 頭目モーナ・ルーダオ 莫那魯道
羅多夫(ロードフ)
卡滋庫(カッツク)
塔卡南(タカナン)
巴蘭(バーラン)
東眼(トーガン)
西寶(シーパン)

布卡山(ブカサン)事件前に、隣接するマヘボ社及びボアルン社に合併。

                            タイヤル語系
                                     ↓↓
                             セデック語系
              ↓↓        ↓↓       ↓↓
       タクダヤ語系  トーダ語系  トルク語系
              ↓↓
霧社群の蜂起6部落(敵蕃)
マヘボ・ホーゴ・スーク・ロードフ・ボアルン・タロワンが蜂起
(馬赫坡・荷戈・斯庫・羅多夫・波阿崙・塔羅灣)
登場人物はその都度説明
モーナ・ルダオ(個人用の字幕ではルーダオ表記)
その長男タダオ(個人用の字幕ではタドゥ)
次男バッサオ
長女マホン

味方蕃
道澤群 屯巴拉社頭目ティム・ワリス 鐵木瓦力斯


この色の年号表記は劇中には有りません


◆モーナの父の語り◆
「モーナ! 焦るな・・・」
「良い猟人は機会を辛抱強く待つ」

◆シーン01◆布農(ブヌン)族(干卓萬社・カンタバン)
布農族の干卓萬社との戦闘で、成人前のモーナ・ルダオが首を狩る。
戦闘後、モーナは名乗りを上げ、「この名を聞いた時は油断するな!」と威嚇して村へ戻る。
村人から歓呼に迎えられる。
老女(シャーマン?)が戒めと伝説的な台詞を語りながら、額と顎に成人の証の刺青を入れる。
「お前は、我々祖先の魂に血の生贄を捧げました」
「お前の顔に、真の男の印し 、刺青を入れよう」
「今から・・・」
「先祖代々の掟を遵守し」
「我々一族と、我々の猟場を守る」
「虹の橋の上で」
「先祖の魂が、お前の勇敢な魂を待つ」

◆シーン02◆下関条約締結後
劇中説明無し (1895年6月2日)
基隆港沖に停泊していた日本の「西京丸」上で台湾総督「樺山資紀」と台湾割譲の全権委員「李經方」により、台湾接受の手続きを行う。
樺山資紀とおぼしき人物の台詞
「台湾島は日本に割譲された」
「日本と支那の間の下関条約の下で」
「台湾島は大日本帝国の新たな領土であり」
「いまだ天皇陛下の御恩を浴びせぬ地であり」
「島の民は血の気が多く野蛮であり」
「すでに武装し皇軍に抵抗するなどと聞いておるが」
「統率の無い雑魚勢などは、恐れるに足りぬ」
「基隆港に上陸した後は」
「北から南まで一掃する」
「二度と奴らに狎侮の心を与えてはならん」
【狎侮】軽んじ侮る
「大日本帝国に忠誠を誓わせ、臣下として従わせなくては」
「愚かな蕃人により割拠された伝々・・・」

◆シーン03◆
モーナ祝言の席の獲物を狩るカットと、漢人抗日戦~台湾平定(乙未戦争?)のカット、披露宴のカットが交互に入る。
(クロスカッティング)

◆シーン04◆漢人が蕃人との交易をする村
モーナと仲間が獲物と米(?)を交換に来る。
村長はモーナのマヘボ社(部落)と友好的ではない。
ここで、後の宿敵、幼少期の道澤郡、屯巴拉社頭目「ティム・ワリス 鐵木・瓦力斯」と邂逅する。
モーナが喧嘩を売るが、騒ぎを起こすなと村長に窘められた後の会話
ティム
「モーナ・ルーダオ、私はティム・ワリス、俺が大人になったらお前の首をはねてやる!」
モーナ
「...お前が大人になることは無い!」
その後、モーナ達は部落に戻り、加勢を集め、ティム達を待ち伏せして攻撃するが、失敗する。

◆シーン05◆鉄道敷設調査出発 (深堀事件がモチーフ?1897年)
「大尉、彼女が案内してくれるのは人止の関までだそうです」
「彼女は実家である眉溪(Meisi)で一晩泊まるそうですが」
「その先は他の生蕃の猟場となるので行きたくないと言っています」
後、調査部隊は蕃族によって全滅させられる。
霧社封鎖の命が下される。
漢人と霧社郡の交易が禁止され、交易村が接収される。

◆シーン06◆生蕃討伐 (1902年)
日本の部隊が人止の関にて蕃族各部落の襲撃を受け撤退。
部隊長とおぼしき人物の首をモーナが刎ねる。

◆シーン07◆ (姉妹ヶ原事件がモチーフ?1903年)
モーナ達は、漢人との交易を止められた為、他部落へ戦利品の交換に訪れる。
「私はモーナ・ルーダオ。人止の関で殺したのは、侵略者の隊長だ」
と自己紹介をすると、相手の頭目は、その名前に思い当たる。
交換を求めた相手は、映画冒頭で交戦した布農族の干卓萬社。
モーナ達に酒を振る舞い、夜中、寝込みを襲撃する。
バックに流れる歌「The Soul of Seediq Bale」
http://www.youtube.com/watch?v=kgdvHqHpq9Q
幼少の頃のモーナに、父がセデックの掟を語る。
"この土地のすべての人間は..."
"神から死を免れない人生を授かる..."
"しかし、我々は真の男だ!"
"真の男は戦場で死ぬ..."
"そして、天の家の先祖の元へ大股で歩いていく..."
"肥沃な猟場の先祖の霊よ!"
"唯一、真の男だけが"
"猟場を守る資格がある"
"祖霊の家に向かって"
"美しい虹の橋を渡る!"
"橋を守る祖先の魂は言う"
"汝の手の平を見せなさい"
"男は手を開く"
"拭い去ることの出来ない血の痕を見る"
"祖先の魂は言う「真の男だ!」"
"行け!行くんだ!私の英雄よ!"
"汝の魂は、祖霊の家に入る資格がある!"
"名誉の猟場を守るために!"

"そして、真の女は..."
"赤い縫い取りを入れた戎衣を織ることが上手でなければならない"
"女が虹の橋に着いたとき"
"女の手を開く"
"決して削ることの出来ないたこを見せる"
"行け! 行くんだ! 真の女よ"
"虹の橋を守る祖先の魂が言う"
"汝の魂は、祖霊の家に入る資格がある!"
"汝の為に虹色の服を織りなさい!"

"忌み敵の首を落としたことの無い男"
"織物を紡ぐことができない女"
"彼らに、顔に印しを入れる資格は無い"
"いつしか、彼らの魂が行く"
"そして、虹の橋に行き着き試される"
"虹の橋を守る祖先の魂が、彼らを見定め"
"穏やかな顔で尋ねる・・・"
"私の子供らか?"
"汝らは私の子供か?"
"帰れ! すぐ立ち去れ!"
"汝らは本物のセデックの民ではない"
"汝らに、祖霊の家に入る資格はない"
"俄に、彼らは下品な赤ら顔になっている"
"身に降りかかったことが分からず、魂を見失い"
"羞恥にかられ険しい渓谷を迂回する"
"彼らは嘆きの亡霊になる"
"渓谷には堪え難い苦痛を齎す毒蟹が待っている..."

「モーナ、私の話を理解したか?」
「先祖から伝わる掟を守り」
「そして、真の男になりなさい (セデック・バレ)」

生蕃討伐・霧社地区制圧
戦闘中にモーナの父が負傷、ルーダオが父を背負って走る。
背中で「侵略者を我々の土地から追い払え・・・」と遺言を残す。
モーナ等一味が帰順させられる。(1907年)
埋葬か、廃棄する為の広い穴の中に戦利品の頭蓋骨を、自らの手で放る場面で、
モーナは「日本人の支配は受けない!」
と警官を殴り飛ばし、取押えられて青年期のシークエンス終了。

第二回◆シーン08◆に続く・・・

2012年5月10日木曜日

言葉が通じず、日本終了も近い?悲劇のヒロイン斉加記者「大阪の橋下市長が、女性記者をDV男性調で罵倒した」偏向


せっかく真面目 そ・う・な 記事もあるのに、このエントリー一発で全ての信用を失ってますよ。
一次ソースを掲載している分、骨があるっていうか潔いっていうか、全部を視聴してこれなんだからもうね・・・
http://frihet.exblog.jp/17938478/

==一部引用==
「あなたみたいなトンチンカンな記者」と、誹謗中傷する。

それでも斎加記者は、教育への不当な政治介入ではないか、と負けずにファイトバックする。しかも冷静に。それに対して橋下市長は、質問者の言葉尻をとらえて逆に質問しかえして、相手をこらしめる。
==一部引用ここまで==

「ファイトバックしたら懲らしめられた。」
どっちが悪漢で探偵なんだよ。
と言うか、「反撃」って書けばいいのに、カタカナにしたおかげでふざけた印象は拭えないよ。
それと、「懲らしめる」ってどっちの立場なんだよ?
せめて、「困らせる」「翻弄する」「煽る」とか使用したらいいのに。

突っ込みどころ満載なんだが、「あのこれくらいにしときます」

きゃぷちゃ
http://up3.viploader.net/net/src/vlnet011797.jpg

以上。

更新 5/11

OMAKE
生活と平和を守るために
http://www.withyou2011.com/
きゃぷちゃ
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共に歩みましょう、共に作りましょう
http://www.withyou2011.com/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9-%E6%A6%82%E8%A6%81/
きゃぷちゃ
http://up3.viploader.net/net/src/vlnet011802.jpg
http://up3.viploader.net/net/src/vlnet011803.jpg
いつかヒョンヘと
http://www.withyou2011.com/%E5%B9%B3%E5%92%8C%E3%82%84%E6%96%87%E5%8C%96%E3%81%AE%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%88/
きゃぷちゃ
http://up3.viploader.net/net/src/vlnet011813.jpg

とうほうヘタレなのでけいさいに不都合がありましたらかんがえますシクヨロで~~す。

2012年5月9日水曜日

MBS斉加尚代記者「あの・・・えっへへへへ・・・ひゅっふぇへへへへ・・まぁあの、これで、あのこれくらいにしときますけれども」文字起こし


文字起こしをしてみると、言語技術の差が激しく違うのがわかる。
記者はドイツ人とは言わないが、欧米の方々からコミュニケーションスキルを学ばない限り話が噛み合うことは一生ないような気がした。
いや、それだけじゃないんだろうけど・・・



伏線・・・
5月7日登庁時市長囲み取材 別のウインドウで開く



5月8日登庁時市長囲み取材



5/12更新
最年少校長 中原徹のブログ
2012-05-12 11:53:15
国歌斉唱問題から学ぶこと
http://ameblo.jp/nakahara-toru/entry-11248551587.html





MBSのサイカ氏
「あの、毎日放送本社のサイカと申します。あの君が代の起立斉唱についてアンケートを行ったんですけども、あの府立学校43人の方から回答がありまして、その内22人がこの職務命令によって起立斉唱を行ったことについては賛成と仰ってるんですが、あの起立と斉唱をそれぞれ確認すべきと答えていた校長は僅か一人だったんですけど、いかがですか?」

橋下市長
「それは、各校長の判断でしょうね。ただ職務命令の内容は起立と斉唱です。それが教育委員会、教育行政の最高意思決定期間の決定内容です。だから起立と斉唱を命令、命じたわけですからそれをしっかり守ると言うことが教育委員会の管理下に入っている校長の職務だと思いますね。あとはそれぞれどの様に判断するかと言うものは、これは教育委員会も各校長の判断に委ねると言っていますので、そこは校長のマネジメントに委ねますけども、しかし、職務命令の内容は起立と斉唱です。」

サイカ氏
「ただ、実際にはその43人の内38人が起立斉唱を一つと捉えればいいという風に思ったと言うことなんですけれども・・・」

橋下市長
「ん?だって起立と斉唱って立ってるだけでは起立じゃないですか、そんな個々がありますか?起立斉唱を小学生に言って立っているだけで音楽の点がつきますか?どうですか?」

サイカ氏
「あの一律・・・」

橋下市長
「いやいやまず僕が質問していることに答えて下さい。」

サイカ氏
「あの、私の方からお聞きするんですけども・・・」

橋下市長
「いやいやお聞きするんじゃなくて、この場は別に議会じゃないので、僕は答弁の義務だけを負っているんじゃないんで、どうですか?起立と斉唱について、起立斉唱と言う言葉の中に立つだけの意味しか入っていませんか?」

サイカ氏
「歌っていることも入っていますけれども、一律に歌わせることまで強制することについてはいかがですか?」

橋下市長
「起立斉唱命令なんです。どうなんですか?教育委員会の決定なんです。起立・斉唱・命令です。この国語の中で斉唱の命令は入っていませんか?」

サイカ氏
「あっ、そうすると・・・」

橋下市長
「まず、どうですか?」

サイカ氏
「歌わせないとなんたらかんた・・・」

橋下市長
「いや、答えを言わなければ僕も質問には答えません。それは対等の立場ですから。どうですか?斉唱命令と言う言葉の中に
斉唱の命令は入っていませんか?どうですか?」

サイカ氏
「斉唱の命令は入っているとしまして、では一律に歌わせることについてはどうですか?」

橋下市長
「起立斉唱命令は誰が誰の為に出したんですか?命令は誰が誰に出したんですか?言ってください。まず、その事実確認から入りましょう。命令は誰が誰に出したんですか?」

サイカ氏
「命令は出してらっしゃいますけれども・・・」

橋下市長
「誰が出したんですか?」

サイカ氏
「それはマネージメント・・・」

橋下市長
「誰が、誰が出したんですか?」

サイカ氏
「それは、市長が良くご存じじゃないですか?」

橋下市長
「いやだから、誰が出したんですか?まずそこを事実確認をしっかりしてから取材をして下さい。誰が出したんですか?命令は。」

サイカ氏
「あの学校長の・・・」

橋下市長
「命令は誰が出したんですか?まず答えて下さい。その事実確認が不十分な取材なんてのはとんでもないですよ。命令は誰が出したんですか?」

サイカ氏
「あっ市長がご存じのことを私に訊ねてらっしゃるだけですよね、それはおかしなことで・・・」

橋下市長
「いや、そんなことないですよ、知らないのに質問なんか出来ないじゃないですか。」

サイカ氏
「いや、知ってますよ・」

橋下市長
「じゃ言って下さいよ。」

サイカ氏
「私が答える必要が無いと言ってるんです。」

橋下市長
「じゃぁ僕も答える必要はありません。(他の記者に向かって)どうぞ次の質問行って下さい。」

サイカ氏
「あっ、すいません、じゃぁですね、えっと・・」

橋下市長
「いや、答えません。そんな事実確認が不十分な取材なんかに答えません。」

サイカ氏
「いや、あの、事実確認・」

橋下市長
「命令は誰が、誰が主体なんですか?まず答えて下さい。」

サイカ氏
「中西教育長じゃないですか?」

橋下市長
「えっ?!」

サイカ氏
「中西教育・」

橋下市長
「とんでもないですよ、もっと調べて下さいよ。教育長が命令出せるんですか?」

サイカ氏
「教育委員長ということですか?」

橋下市長
「委員長じゃないですよ。誰が教育行政の決定機関なんですか?そんなことも知らずに取材なんか来るんじゃないですよ。何を取材しに来てるんですか?命令の主体ぐらい知らないのにね、何でこんな取材が出来るんですか。じゃぁ誰に対して命令を出したのか言って下さい、命令の対象者は誰ですか?」

サイカ氏
「あの、こちらの・」

橋下市長
「答えて下さいよ、そこが重要なんです、一律だっていう風に言ったでしょ。命令の対象は誰なんですか?」

サイカ氏
「一律強制じゃないんですか?」

橋下市長
「命令の対象は誰か言って下さい。」

サイカ氏
「じゃぁ私からお聞きしますけども・」

橋下市長
「命令の対象をまず言いなさい。そこに全部答えが入っています。命令の対象は誰ですか?」

サイカ氏
「あの、私からお聞きし・」

橋下市長
「命令の対象は誰か、まず言いなさい。そこに答えは全て入っている。」

サイカ氏
「あの、一律に歌われるかどうか・」

橋下市長
「一律かどうかというのは命令の対象の中に全部入っているから答えなさい。答えられないんだったらここに来るな。命令の対象の中に全部入っている。命令を読め、まず読んでから此処に来い。勉強してから来い。」

サイカ氏
「思想良心の自由と言うのは・・」

橋下市長
「関係ない、まず言え。命令の対象は誰なんだ?命令の対象は誰なんだ?」

サイカ氏
「市長、ちょっと落ち着いて・」

橋下市長
「君の方が落ち着きなさい。事実関係も知らないのに取材するなって。勉強不足なのはもう皆わかってる(他の記者を見ながら)」

サイカ氏
「学校長のマネージメントについて、まずお聞きしたいんですけども・」

橋下市長
「まずは命令の対象を答えてから。」

MBS男性記者
「教育委員会から校長に出されて・・んですけれども、まぁその受け止めというのはやっぱり校長によって違うと思うので、まぁそこの[部分 ?]を聞きたかっただけなんで・・」

橋下市長
「まず命令の対象を確定しましょう。命令が誰から誰に出されたのか。そこに全てが入っていますから。」

MBS男性記者
「教育委員会から校長に出されている・・」

橋下市長
「違います・・違います。そこは変わりました。全教員に出されているんです。」

MBS男性記者
「校長から教員に?」

橋下市長
「違います。教育委員会から全教員です。これが職務命令。教育委員会が決定したのが教育委員会から全教員に出された。それ知ってたか?!知ってたのかどうか?!」

サイカ氏
「ではですね・・」

橋下市長
「まず知ってたのかどうか、僕が知っている事は全部知っていると言ってた。」

サイカ氏 06:32 別のウインドウで開く
「知ってましたよ!!」

橋下市長
「全教員だろ。それが一律かどうかってことぐらい言葉でわかるじゃないか。」

サイカ氏
「だから一律強制ですよね?」

橋下市長
「何をほんとに[もう]ふざけた取材すんなよ。」

サイカ氏
「一律強制ですよね?」

橋下市長
「あたりまえじゃないか、命令に入ってるだろ。」

サイカ氏
「えっ、では一律強制で歌わせることについては思想良心の自由でどうですか?」

橋下市長
「教育委員会に、教育委員会に聞いたらいいじゃないですか。起立斉唱命令で教育委員会が全教員に出したんだから。教育委員会に聞いたらいいじゃないの。」

サイカ氏
「いやっ、市長にお聞きしてるんです。」

橋下市長
「教育委員会が出したんがから、その命令は。」

サイカ氏
「でも市長が条例を制定されて出したんです。」

橋下市長
「条例に基づいて出したのは教育委員会なんだから、出すか出さないかは教育委員会の教育マネジメント。それが地教行法による教育委員会のマネジメントなんです。我々は条例を作っただけ、職務命令を出すかどうかは教育委員会のマネジメント。2002年に教育委員会が起立斉唱を決定したのは教育委員会、まずはそこを取材しないと。」

サイカ氏
「あの、取材はしています、歌わせるかど・・・」

橋下市長
「じゃぁ教育委員会は何て言っていました?」

サイカ氏
「・・・歌わせるかどうか・・・」

橋下市長
「教育委員会は何て言ってた?」

サイカ氏
「市長、あの・」

橋下市長
「教育委員会は何て言ってたか、まず聞かないと。思想良心に反すると言ってた?」

サイカ氏
「いや、それは仰っていませんよ。」

橋下市長
「じゃぁいいじゃないのそれで・」

サイカ氏
「いや、だから中原校長の口元チェックについてはこの条例の枠内だという風に仰ってました・」

橋下市長
「じゃそれでいいじゃないですか、職務命令の範囲内じゃないですか。」

サイカ氏
「いや、だから教育委員会がやり過ぎだと仰ってないですよね・」

橋下市長
「誰が?」

サイカ氏
「私は、私は市長にお聞きしたいんです。」

橋下市長
「僕が命令の主体じゃないんだから。まず法律のその構造を聞かないと考えないと。」

サイカ氏
「それは無責任じゃないですか!」

橋下市長
「無責任じゃないよ、それが教育委員会制度だよ!僕に決定権があるなら命令出すよ!決定権がないから教育委員会が出してるんじゃないか!それが教育委員会の中立性ってもんだろ!何が無責任なんだ!地教行法を見て、誰が教育委員会の決定主体なのか見てみろって言うんだ!」

サイカ氏
「条例を作られたのは・」

橋下市長
「条例と命令は違うだろ・・・命令は違うだろ。条例は命令とは違う。」

サイカ氏
「じゃぁ学校長のマネージメントについてはいかがでしょうか?」

橋下市長
「それは教育委員会が考える事」

サイカ氏
「このアンケートについては・・」

橋下市長
「教育委員会の、それはあぬ・・教育行政の範囲内じゃないの、僕が答えることじゃないでしょ。」

サイカ氏
「それは逃げてらっしゃいま・・」

橋下市長
「逃げてないよ・」

サイカ氏
「じゃぁ私が答えなかったら逃げてるって仰ったじゃないですか!」

橋下市長
「地教行法のじゃぁ教育委員会と首長の権限分配の事を言ってみなさい。24条と25条に書いてあるから。」

サイカ氏
「えっと、こちらとしては、その学校長があのこの思想良心[の自由]の配慮は無くなったと、無理して一律に歌わせるということは、あのぅ思想良心の自由の配慮が無くなったと受け止めている校長が9人いらっしゃるんですけども・」

橋下市長
「教育委員会に聞いたらいいじゃないの。教育行政は教育委員会が最終決定権者 責任者なんだから。校長のそういう考えを全部汲み取るのは教育委員会でしょうが。今の法律上の制度では。誰が教育行政の最高の決定権者と責任者なんですか。答えてみなさい!そこに問題提起をしているのが今の僕の考え方なんでしょ。僕の考え・」

サイカ氏
「条例を作られたのは市長ですよね。」

橋下市長
「教育行政の決定権者と責任者は教育委員会なの。」

サイカ氏
「じゃぁこの話と切り離しまして、その、斉唱、歌っているかどうかと、憲法19条についてはどうお考えなのか、ちょっとおかえ・・」

橋下市長
「教育委員会に聞いて下さい。教育委員会の命令に対して僕が答えるようなことじゃありません。教育委員会の命令です。」

サイカ氏
「一般論としてお伺いしているんです、どうお考えですか?」

橋下市長
「僕の職務権限外です。質問の仕方が悪い。」

サイカ氏
「じゃ、もう一つしつむんぐすせ・もう一つ質問させていただきます。何の為に教職員は君が代を歌うんですか?」

橋下市長
「教職員や公務員は職務宣誓をしています。憲法法令条例に基づいて職務をしっかりするという職務宣誓をしている。だから条例に基づいてちゃんと仕事をすればいいじゃないですか。条例に君が代起立斉唱する、入学式や卒業式の時に子供たちの晴れ舞台の時に起立斉唱をすると条例に定まっている。だからその条例に基づいて職務を全うする。服務宣誓やってるじゃないの公務員は・・・何がおかしいんですか?答えて見なさいよ!何がって。」

サイカ氏
「じゃ一定にその歌わじゃく・歌いたくない先生にも歌わせるということもそれは憲法の中ですか?」

橋下市長
「条例は国民に対してもやりたくないことを条例に命じてるでしょ。国民に対してみんな条例・・みんな命じてるじゃないの。嫌なことでも。」

サイカ氏
「それは憲法の範囲内だと思うんですけども。」

橋下市長
「それは憲法の範囲内かどうかは最高裁判所の解釈でしょ。あなたの解釈じゃないよ。」

サイカ氏
「いや、だから市長の解釈を聞いているんです。」

橋下市長
「条例は憲法にぜんぜん問題無いですよ。何にも問題無いですよ。」

サイカ氏
「最高裁は職務命令が合憲というところまで言ってますけれども、その守らせ方については言ってないと思うんですけど。」

橋下市長
「条例を制定しただけですよ、我々は。職務命令を出したのは教育委員会ですよ。そしたら教育委員会に確認しなさいよ。それが憲法に違反しているかどうかは。我々は条例を作っただけですよ。」

サイカ氏 11:31 別のウインドウで開く
「じゃぁ最後にお聞きします。じゃ市長は学校長だったら、中原校長と同じことをされますか?」

橋下市長
「あたりまえですよ。職務命令で起立斉唱って出ているじゃないですか。子供たちに音楽の課題を与えて歌いなさいと言った時に、唇のチェックをしない音楽の先生なんていますか?それが駄目なんだったら教育委員会が、起立をするだけっていう命令に切り替えたらいいんですよ。君が代を歌うときには起立だけでいいって命令にしたらいいじゃないですか、教育委員会が。」

サイカ氏
「もう一つ、じゃ何の為に歌うのか教えて頂けますか?これ一般論として。」

橋下市長
「我々が答えるべき問題じゃない、あなたが何にも取材してないしね、勉強不足なのにね、そりゃやっぱり取材する側としてはちょっと失礼ですよ。あまりにも勉強不足。あなた[男性記者が割り込む]この方は何処の記者の方なんですか?」

MBS男性記者
「いや、あの、MBSの、本社の、」 12:18

橋下市長
「で、市政担当でも何でもないでしょ?」

MBS男性記者
「・・市政担当ではないんで・・」

橋下市長
「あっまったくだって、そりゃ事実から何にも知らないんだも。」

MBS男性記者
「あっ、すいません、法律上ね、あの条例上問題無いのは重々わかっ・・」

橋下市長
「そしたら、お宅の方から、記者の方から、ちゃんと知っている人から聞いてくださいよ。」

MBS男性記者
「いや、あの、よく取材はしててわかっているんですけど、ちょっと聞き方にちょっと、まぁ、問題あったのかもしれませんけどね・あの、法律条例上問題無いのはわかっているんですけども・」

サイカ氏 12:39 別のウインドウで開く
「[超早口で]それは私もわかってますよ。」

MBS男性記者
「アンケートの結果でね、あの、やはり口元チェックについては、あの、20・・まぁ過半数がですね、やはりやり過ぎだと思うと、だから条例上問題無くても口元チェックはやり過ぎだと思うというのが、やはり校長の、あ、過半数の校長の意見で、実際、問題無い、当然だという意見は僅3人しかいらっしゃらなかったんで、まぁやはり一般論的にはちょっと問題だなという風に考える方が多いんじゃないかなという事をお聞きしたいんですが。」

橋下市長
「ぜんぜん問題ないと思いますよ。それは世間一般に確認してもらったらいいんじゃないですか?もし問題があるんだったら教育委員会が命令の内容を変えないと。起立斉唱命令を出したんですも、全教員に対して。じゃぁ我々命令出してね、何でもいいですよ、市民の皆様に命令を出しますよ・・例えばたばこポイ捨ての禁止の条例でも何でもいいですよ。ね、その時にポイ捨てをした時にね、ポイ捨て禁止の条例になっているのに、いや、普通に捨てるのはいいですよ、そこまではやり過ぎですよ、そんなことは取り締まったら駄目ですよって言えますかね?」

MBS男性記者 13:38 別のウインドウで開く
「まぁ例えば陰に隠れて、こそっと見てて, あのぅ捨てるのを待って言わなくても、捨てそう、捨てるかもしれなかったら先に注意するとか、いろんなやり方があるという様なそういう裁量の範囲内の話かな・・」

橋下市長
「法の適用に裁量を求めていいんですか?」

MBS男性記者
「いや、でもこの、あのぅ起立斉唱に関して、まぁ校長のマネジメントの範囲ってあるじゃないですか・」

橋下市長
「そしたらね、範囲の中だったらそれぞれの個人の主観といいますか、その裁量の範囲内でしょ、やり過ぎかどうかなんて事をコメント出すこと自体が失礼ですよそれは。裁量の範囲内じゃないですか。」

MBS男性記者
「いや、だからね、あきらかに駄目ですって別に、いやあのぅこっちが断言しているわけじゃなくてぇ・・」

橋下市長
「いや駄目だ駄目だってそんな訳の分からないことばっかり言ってるじゃん。いや、だったら範囲内だったら何にも問題無いでしょ、[サイカ氏割り込む]」

サイカ氏
「いや私も範囲内だっていうことはなんたらかんた・・・」

橋下市長
「それだったら教育委員会がしっかり、そういう事をね言ったらいいじゃないですか。口元のチェックをしたら駄目ですよとか。」

MBS男性記者
「いや、駄目とはもちろん言えないと思うんですよね・・」

橋下市長
「そしたらやっても良いじゃないですか。」

MBS男性記者
「ああそうです、やっても別にいいんです・」

橋下市長
「じゃぁ後はやり過ぎかどうかなんてのは、それぞれの校長の判断なわけでしょ・」

MBS男性記者
「そうそう、そうなんですけど、そこの判断の所をやはり過半数の人がやり過ぎだと思うと答えているので、それについていかがですかと・」

橋下市長
「いや、それ人数関係ないじゃない。裁量の範囲だったら。そういう風に思う人もいれば、そういう風に思わない人もいる。それぞれ尊重しましょうと言うのが裁量の範囲内でしょ。そんな所でアンケート採ったって意味無いじゃないですか。裁量の範囲内なんですから。裁量の捉え方なんですから。そんな所でアンケートで40何人がやり過ぎだと思うと言って何の意味があるんですか?裁量の範囲内なんでしょ。」

サイカ氏
「いや、ですから・・」

橋下市長
「やる校長もいれば、やらない校長もいるわけだから、どっちが良い悪いなんて評価しちゃいけないでしょ、それは。駄目なんだったら駄目って言っておくべきであってね、裁量の範囲内なんだったら、やる校長もいれば、やらない校長もいる。中原校長だってね、あなたぜんぜん取材も何にもしていないと思うけども、あの校長だって教育委員会とやり取りをやって、そのやり方を本当に創意工夫っていうか頭を悩ましたんですよ。3秒間、式を乱さない様に、後方からパッと、そのぅ、各校長[教員の言い間違えでしょう]の口元を見た。その場で指摘はしない、式を乱すから。別室にいってあなた歌っているかいないかという事を確認した。そこで、歌ってましたよって言った人はお咎めなしですよ。そこまで追求しない、彼は。歌って無いという風に認めた人を教育委員会に報告したんですよ。何が悪いんですかそれの。歌っていない事をちゃんとマネジメント、管理してるわけじゃないですか。あなたの質問の主旨はね一貫してぶれ始めているわけ、じゃ何の為に質問しているのか言って下さいよ。質問の意図がわからない。」

サイカ氏
「いや、えっ、わかりました・」

橋下市長
「まず事実関係も勉強していない・」

サイカ氏 16:07 別のウインドウで開く
「わかりました、じゃ中原校長のやってらっしゃる事は、私は何も評価はしていません。ただですね、じゃ中原校長が私と裁量権でこれをやりましたと仰ったんだったら私は納得します。だけれども教育委員会から命じられてと仰って教育委員会側が口元チェックまで命じていないと思うんですね。」

橋下市長
「何を言ってるんですか(笑)裁量は誰が与えたんですか、中原校長に最初に資源的にオリジナルに権限があるんですか?誰が裁量を与えたんですか?そしたら。中原校長が、そのマネジメントをするその権限を与えたのは誰ですか?言って下さい。法の授権の話です、これは。もう原理原則の当たり前の話もわかっていない。教育委員会が口元をチェックをしても良いし、やらなくても良いし、やることもその権限を与えたのは教育委員会の職務命令ですよ。職務命令に従ってやったと言って何の問題があるんですか?」

サイカ氏
「まったく問題無いです。まったく問題ないです。」

橋下市長
「じゃ何を聞いているんですか?」

サイカ氏
「え、なっ、どぅ、どういうことですか?」

橋下市長
「何の質問なんですか?何にも問題無いんだったら何を質問してるんですか、そしたら?」

サイカ氏
「いや、でもアンケートの結果はそれについて市長が仰った様に素晴らしいマネージメントだったと言う結果になってませんので、そこをお聞きしたいんですが?」

橋下市長 17:18 別のウインドウで開く
「いや、ぜんぜんそれは校長がそれぞれそういう風に判断しているだけじゃないですか、素晴らしいマネジメントでいいじゃないですか。その範囲内できちっとチェックをした、歌って無いって人をちゃんと報告してるじゃないですか。それがマネジメントですよ。条例作って、歌って無い人を放置してたらぜんぜん法の意味が無いじゃないですか。起立斉唱という条例を作った、歌って無い人をきちんと報告した、その報告の仕方・・式を乱さずに本人の思想良心を害する事無く、本人に歌っていませんという事を認めさせて報告させたんですよ。こんな完璧なマネジメントが何処にあるんですか!言ってくださいよ、じゃあなたの所の、社内のルールはある、ありますか?[サイカ氏割り込む]社内のルールはあるのか?まず聞いてます。社内のルールはある?」

サイカ氏
「それはある、あるに決まってるじゃないですか・」

橋下市長
「チェックはしないの、そしたら。ねぇ、MBS行ったら、トイレに入ったら、ここでたばこは吸うなとか禁煙とか色々ありますが、それはチェックはしないの?」

サイカ氏
「時間の無駄なのでちょ・・・」

橋下市長
「無駄じゃない!それは重要なの。ルールを作ってチェックはしないの?MBSは?」

サイカ氏
「チェックはしますけど、チェックの仕方が色々・・」

橋下市長
「仕方は色々有るけれども教育委員会の裁量の範囲内でしょ。中原校長は、教育委員会は口元のチェックはしていいし、しなくてもいいし、そのあたりはどういう風にするか教育委員会が裁量を与えたんでしょ。その範囲内でやってる事が、何が問題があるんですか?完璧なマネジメントじゃないですか。思想良心を害したわけでもなく、本人に強制させたわけでもなく、本人に認めさせた。式典の違う所に出させて、そして式典でのチェックは3秒間だけのパッとした一律の目視、と言うかその、目で見ただけ。そして別室に寄せて、つれてきて、歌ってますか?歌いませんでしたか?最初何人か呼んで来たらしいですよ。歌いましたと言った人に対してですね、それを否定するような事を彼はしなかった。歌ったと本人が言ったならそれで良い。口元が動いていようが動いていなくても、心の中で歌っていたならそれで良いと彼は判断したんだ。完璧なマネジメント。他かの40何人の校長ってのはそういう法律のねそういう知識が無いから、強制しちゃいけないとか、一律にやっちゃいけないとか、四の五の言ってますけど、彼は緻密に緻密に論理を構成して、こんなの裁判所に行ったてあなたみたいに勉強不足な記者がいくら質問したってね、こんな論理は崩せませんよ。僕らはこれ、緻密に緻密に誰からも、どの法学者に言われても破綻しない論理を組み立ててきたんだから。そんな勉強不足のね、そんなのが何を言ったって無理なの。もしそれを言うんだったら、教育委員会の方にどういう命令を出したのか、校長に、各校長に与えた権限はどの範囲なのか、しっかり勉強してからやらないと。」

サイカ氏
「あの、最後の質問なんですけど・・」

橋下市長
「いやいや、もっとね、その報道がね誤ったような情報を伝えるから、中原校長は社会的に非常にね大変な状況になっている。」

サイカ氏
「あっそうなんですか?」

橋下市長
「あたりまえじゃないですか、ネットでも見てくださいよ。あなたみたいなそんな頓珍漢な記者がね色んなこと報道するからね、ネット見てくださいよ。」

サイカ氏
「メールを公表してくれても良いと仰ったのは・・」

橋下市長
「彼の覚悟ですよ。」

サイカ氏
「えっ、それは橋本さんがお勧めになられたんですよね・」

橋下市長
「勧めじゃないです、二人で考えてこの問[もん]、馬鹿げたこういう様な状況を何とか正さなければいけないってことでね、僕がお願いをして、それで彼も合意をしてくれて出した。どういう状況になるか・・あんのじょうあなたみたいな頓珍漢な記者が事実関係も知らずにわんわかわんわかああやって吠えまくってね、こうやって話したら、何にもあなたの論理、何も、無茶苦茶じゃないの。何にも質問してることが、何にもこう伝わってない。誰が聞いたって頓珍漢、これ、あの[カメラを指指しながら]、全部ホームページに出すからいいけども。頓珍漢、自分で頓珍かさ、頓珍漢さかげんわかってないの?」

サイカ氏
「あの・」

橋下市長
「結局、じゃまず質問整理して、一から質問して、もう一回。何が聞きたかったのですか?僕さっぱりわからない。」

サイコ氏
「あっ、じゃ一番聞きたかったことを最後にお聞きします。あの、子供達にですね、そのじゃ卒業式入学式で、あの、君が代を歌うということは何の目的ですかと聞かれた場合どういう風にお答えになられますか?」

橋下市長
「子供達に我々義務課してませんよ。」

サイコ
「いえいえ・」

橋下市長
「教員に課してるんですよ。」

サイコ
「じゃぁ教員、先生が歌わなければいけないのは、どういう理由かと言うことを子供達に分かる様にお伝えいただけますか。」

橋下市長
「国歌だからですよ。式典だからですよ。君が代歌うときに起立斉唱するのは当たり前じゃないですか。国歌斉唱って、式典で国歌斉唱って言ってるんですよ。じゃなんで卒業式や入学式に国歌斉唱って儀式があるんですか?まずそこ答えて下さい。それをまず言って下さい。」

サイコ
「今のだと、子供達には分かりにくいと思うんですけど、どういう理由かをおし・・」

橋下市長
「じゃあ入学式や卒業式で国歌斉唱って、そういう儀式はいらないんですね?それこそ大相撲でも、あのワールドカップのサッカーの試合でも国歌斉唱ってことはいらないんですね?」

サイコ 22:04 別のウインドウで開く
「あの、公立学校で国歌を歌っているっていうのはそれ程世界的に見ても多くはないと聞いていますけども・・」

橋下市長
「公立学校で世界的に見てとかそうではなくて、でも歌っているところもある。ある国によっては、ある国というかある地域によっては映画を観終わった後にそこに国歌が流れる場合もある。色んな式典でそら国歌を歌う所もある。公立学校なのか式典なのかそこは色々様々じゃないですか。

サイコ
「いえ、だからあの市長の今のご説明だとそれは当たり前のことですねというご説明だと思うんですが、子供達にもっと分かるようにご説明頂けないですか?」

橋下市長
「それは、じ、各学校で、じゃ親に聞くべきじゃないですか。そんなのは常識です。じゃ入学式や卒業式で国歌斉唱しなくていいのかと、そういう風に考えられるかどうかと言うことですよ。それはもう普通の感覚。理屈じゃないんです。」

サイコ 22:48別のウインドウで開く
「いや、それじゃ親に聞けっていった子供は市長に聞いてるんですってなりますよねだから・・」

橋下市長
「いやそしたら親が国民として親が言ったらいいじゃないですか。いやいやもう卒業式や入学式でね国歌を歌わなくていいよって親が言われるんだったら子供たちは歌わなくていいですよ。僕らが言ってるのは教員に対して言ってるんですよ。公務員に対して。公務員なんだから。彼らは。公務員で日本の為に、日本の国家から税金を貰って日本の国家の為にそりゃ仕事をしてるんだから、きっしょきっしょ[吉所吉所?]の式典で国歌を歌うなんて当たり前じゃないですか。そんなこと言い出したら日本の国歌斉唱の儀式全部理由を問うことになりますよ。国民に対しては義務を課しません。歌うかどうかは自由です。子供たちも自由。親がどうしても歌いたくない、色んな考え方がある、うちの子供は歌わなくてもいい、着席しろっていうんだったらそれも自由ですよ。公務員に対して言ってるんだから、子供達に対してっていう話とは違うでしょ。我々が言ってるのは、条例で決めているのは公務員に対してルール化してるんですよ。話が無茶苦茶!国民に対しての義務じゃないわけ。」

サイコ
「いや、そうじゃなくて、教、じゃ先生に無理やり歌わせてることについて子供達にどうご説明されるかということを・・」

橋下市長 23:56 別のウインドウで開く
「公務員だから!当たり前です!公務員だからですよ。大阪氏の職員も採用の任命式の時に歌わせましたよ。公務員ですから。きちんと日本国家の為に働いてもらわないと困るんですから。憲法条例法令に基づいて国民とは違うんです。憲法条例法令に基づいてしっかりと職務を全うする。それが公務員なんです。公務員の歌は何なのか。社歌は何なのか・・国歌じゃないですか。MBSって社歌ありますか?」

サイコ
「無いです。」

橋下市長
「社歌無いの?ああ、だからこんな記者になっちゃうんだ。それは。そんなのじゃぁ社歌を歌う会社の所に取材に行って何故社歌を歌うんですかって言ってみなさいよ。取材を。公務員に対して国家の我が国家の、国家の国歌って言ったらあれだけど、我が国の歌、国歌=社歌ですよ。それ歌うの当たり前じゃないですか。そんなのは。違うんですか?私立の教員に義務課してますか?・・・ねぇ?」

サイコ
「あの・・・」

橋下市長
「公務員に対して義務を課してるんですよ。」

サイコ
「もうあのこれで最後にしますけれども、あの13年前あの、野中広務さんが一律強制はしないと、あれ程くどく言ったのにと、大阪は大きなマイナスの一歩を踏み出したと、つい先日仰ったんですよ。」

橋下市長
「強制は国民にはしていません。」

サイコ
「いや、公務員も・・」

橋下市長
「公務員はだって社歌なんだから。それは自由じゃないですか。社歌を歌う。大阪氏の市歌っていうのも有りますよ。どういう歌をきちんと歌うのか。僕のこの組織の感覚では、公務員なんだから国歌歌ってよって当たり前じゃないですか。」

サイコパ 25:39 別のウインドウで開く
「じゃ歌えない方は退場すればいいと。」

橋下市長
「そうですよ。公務員やめればいいんです。そういう歌いたくないっていうんだったら公務員じゃない民間の企業に行ったらいいじゃないですか。MBSなんか行ったらいいですよ、社歌も何にも無いんだし、そんなもう、あの頓珍漢な、もうあの質問であろうが採用してくれて職務が全う出来るんだからMBS行った方がいいんじゃないですか・・ええ、歌いたくない人はみんなMBS行ったらいいですよ。」

サイコぱす 26:04別のウインドウで開く
「あの・・・えっへへへへ・・・ひゅっふぇへへへへ・・まぁあの、これで、あのこれくらいにしときますけれども。」

橋下市長
「なっ!これぐらいにしときますって何ですか、このあの失礼な言い方は。吉本の新喜劇でもねもうちょっと丁寧な対応しますよ。」

サイコ
「どうもありがとうございました。」

橋下市長
「これはちょっと、どうですかみなさん、この質問の仕方、これぐらいにしときますけどもって。」

サイコ
「いや、あの噛み合わないなという風にちょっとあたしも感じましたので・・」

橋下市長
「だって、勉強してないんだも。」

サイコ
「いや、市長が私の答えて頂きたいことにお答え頂けなかった・・

橋下市長
「だって、事実関係何にも勉強してないんだも、答えようがないじゃない。命令の主体も命令の対象者もわかっていないし、一律に強制してどうなんですかって、教育委員会が決定してるんじゃない。全教員に対して歌いなさいよって職務命令出したんじゃない。そんなことも知らずに一律に強制が一律に強制がって、一律に強制したのは教育委員会じゃない。」

サイコ
「それは知ってますよ!」

橋下市長
「だからそんなの知ってるも何もそれを質問でね、知ってますよって今、後付で言ってるのは皆わかってる・・」

サイコ
「後付じゃなくてですね・・」

橋下市長
「だから、おたくが考えてた論理がおかしいことは、本人は納得されないでしょうけど、ここで明らかになったからいいです。こういう場でね、もうあのMBSもおたく見たいな頓珍漢な質問が出て、何がおかしいのか良くわかったんでね。」

あっサイカ氏
「ありがとうございました。」

橋下市長
「はい。」

以上。

2011年9月27日火曜日

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